こんにちは。
今回は、デザイン4原則の中の「近接」について、少し深掘りしたいと思います。
デザイン4原則の基本を抑えていない方は、こちらの記事をご参考ください。
ナナメ読み目次
「近接」はグループ化
近接は情報を構造化することに役立ちます。
近接の原則は関連する項目をグループ化するということ。
つまり、関連項目を近づけることで、ひとかたまりの情報として認識させることです。
逆を言えば、関連しない情報は近づけてはいけない。ということ。
こういった構造化を目指すことで、見ている人が「情報の関連性」を無意識に見いだすことができます。
視線の流れ
近接の説明の前に、視線の流れを意識してみましょう。
「近接」は視線の流れ(動き)を生み出す
この「視線の流れ(動き)」はデザインにおいていつも重要視されることですが、近接もそれを意識する必要があります。
つまり、「近づける」「離す」をうまく利用して、流れを作るということです。
極端な例ですが、下の画像の例を見てどうでしょうか。
視線が定まらず、あちこち見回してしまいませんか?
少し手を加えて、視線に流れを作ってみましょう。
中央の「近接の原則」、右上の文字、どちらに最初に目がいきましたか?
そのあとはどうなったでしょうか。
上記の例はどちらも、視線の流れをうまく作れていません。
なぜなら、すべての情報に順序よく視線が流れていかないからです。
近接を使って情報を整理
情報を整理してみましょう。
どうでしょうか。
上から順番に視線が動き、最後に「終わり」で締まったかと思います。
また、「読み終えた」感覚はありましたか?
これが、近接の効果です。
この例では、「終わり」以外が同じグループとして「近接」について説明しています。
「終わり」は読んだまま説明が終わりですよ、というお知らせです。
その「情報のグループ」を近接を使うことで明確に示しています。
デザインの原則についてわかりやすく説明している本があります。
そちらを参考にしてもいいかもしれません。
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