どうもお久しぶりです。+Life Studioのアキヤマです。
つい先日、映像撮影用にNeewerの肩のせリグを購入しました。
そして11月末にリグを担いで長時間撮影をしたので、使用感等も含めたレビューを書きたいと思います。
ナナメ読み目次
Neewerの肩のせリグは安いし申し分ないスペック
今回、ご紹介するは、Neewer フィルムムービーシステムキット
肩に乗せるようのリグです。
1万円代にして、付属品が多く、作りがしっかりしている
Neewer製品はどれもこれも安いわりに作りがしっかりしています。
このリグも、しっかりとした作りで、割と雑に扱ってもネジが緩んだりロッドが曲がったりはしませんでした。
何より安い
Tilta等の有名メーカーのリグは、もちろんタフな作りで、拡張性も高いですが、何より、値段がえげつない。
売り上げランキング: 1,149,912
それに比べて、Neewerは価格を抑えられて、しかもそれなりに使える点がいいです。
ちなみに、Neewer フィルムムービーシステムキットは17000円くらい
売り上げランキング: 228,843
付属品が充実しており、これを買えば一通り揃う
なにより、肩のせパッドの他に、フォローフォーカス、ブランケットやハンドルグリップ、マットボックスなどが元から付いているのは嬉しいです。
他社であれば、オプション、オプション、で、気づいたらめっちゃ価格が高い、みたいなことになります。
その点、Neewerのこのセットに関しては、一通り揃っているので何かを追加で購入することなく撮影に挑めます。
ただし、マットボックスに関してはチャチな作りなので、同社製の上位アイテムに変更しようかなと思います。
特筆すべきはフォローフォーカスの付属
なんと、驚いたことにフォローフォーカス付き。
しかも、以前のバージョンでは不評だったらしいのですが、確実にパワーアップしてます。
しっかりと使えます。グリップもがっちり。
少なくとも、イベント撮影中に外れたり、空転したりすることはなかったです。
拡張性も高い15mmロッド採用
ロッドに関しては、多くのメーカーで採用されている15mmロッドを採用しているので、拡張性も高いといえます。
15mmロッド用のクランプやチーズロッドを使えば、フィールドモニターをリグに取り付けることもできます。
メリットは安定性、デメリットは重い
実際に撮影で使ってみて良かったところ、悪かったところをまとめます。
手持ちに比べて安定する上、肩のせなので、三脚いらず
一眼レフを手持ちで映像撮影する際、どれだけ踏ん張っても、どれだけいい手振れ補正レンズを使っても、ぶれてしまいます。
特に、ズームをした時は、致命的なくらい安定しません。
肩のせリグの良さは、それが安定すること。ガッチリとホールドできるのは魅力です。
さらに、肩に乗せた際、レンズ位置が三脚や一脚を伸ばした時と同じくらいの高さになるため、
バストショットを正面から撮影するような、インタビューもの的なアングルなどに適しています。
三軸ジンバルでいいのでは?という声も聞こえてきそうですが、ジンバルは移動に対して効果を発揮しますが、
手持ちでフィックス撮影をするに当たっては、ジンバルの良さが裏目に出ることがあります。
なので、肩のせとジンバルをシチュエーションによって使い分けるのがいいと思います。
しかし、圧倒的に重い
デメリットをあげるとすれば、重いこと。
一眼レフ本体のみの時と比べれば、リグの重量が増すのでかなり重く感じます。
それでも業務用ビデオカメラは2.5kgくらいあることを考えればビデオカメラはそんなもん、という感じでしょうか。
グリップ材の変更と、セットアップは念入りに。
ここからは実際に使ってみて、カスタマイズしたほうがいいと思った部分や気をつけたほうがいいと思ったことをまとめます。
グリップが痛い
長時間撮影しているとグリップで手が痛くなります…。
付属しているグリップは滑り止めとしてわりと硬めの凹凸が付いておりますが、それが重さと相まって手が赤くなるほど痛い。
撮影と移動を繰り返してると、ハンドルグリップを握りかえることが多いのでそれも原因かも。
可能であればスポンジ等に変えたほうが長時間撮影には向いてると思います。
セットアップの肝はバランス
事前にしておいたほうがいいことは、パーツ類の重量を考えてバランスをとったセットアップ。
具体的に言うと、片手支えでも撮影できるようにしておくこと。
適当に組み上げても簡単に担げるし撮影もできますが、
フォローフォーカスを回すに当たって片手グリップになった時にバランスを崩します。
それと、前側の2本足のグリップが遠すぎると、前方に重さが寄りすぎて肩がはずれそうになります(笑)
青と赤があるけど、青がオススメ
セットの内容は何も変わりません。個人的には赤が好きなので赤を買ったのですが、
Neewerの別売りのオプションパーツがほとんど青色なので、青のほうがカスタマイズした時の見た目を統一できます。
総じて、壊れるまで使ってみようと思えるギア
ここまで説明しましたが、総合評価的にはかなり高いです。
「値段の割に」ということなのでしょうが、本当にその「値段」を感じさせないギアなので
あまりお金をかけたくないけど、そこそこいいものがいい、という方にはおすすめです。