どうも、+Life Studioのアキヤマです。
今回は、ウェブサイト制作時に必ずと言っていいほど出てくる、「ドメイン」のお話をします。
何も知らない人でも分かりやすいように書きたいと思います。
それでは、さっそくドメインの説明から。
ナナメ読み目次
ドメインってなに?
このウェブサイトでいうと「http://plife.studio/」の「plife.studio」がドメインのこと。
ドメインの末尾「.studio」「.com」「.net」「.co.jp」などなどはトップレベルドメインと呼ばれます。
ドメインとは、屋号のようなもの
よく、「ドメインとはインターネット上の住所のこと」と比喩されます。
これ、正しいようで正しくない気がします。
どちらかというと、屋号という表現が適正。
このサイトは「.studio」という村の「plife」さん。
「.com」という村や「.net」という村にも同じ「plife」さんがいることもあるのです。鈴木さんが隣町にもいる感じです。
ネット上の住所である「IPアドレス」では分かりにくい
インターネット上での「住所」を、IPアドレスといいます。
IPアドレスは数字のみで構成されており、その数字を全て覚えておくのは難しいです。
あのサイトは「192.168.xxx.xxx」、このサイトは「192.168.yyy.yyy」なんて覚えていられないので、覚えやすいように「ドメイン」を使うのです。
屋号から住所への変換はDNSがする
「plife.studio」という屋号を、インターネット上の住所である「IPアドレス」に変換する通訳がいます。
それがDNS(ドメイン・ネーム・サーバ)です。
インターネットという大きな街の中では、「あそこの村の鈴木さん」と言われても見つけられないので、
DNSが正式な住所に通訳します。
「あそこの村の鈴木さん(ドメイン)」=「日本のソーダ村のメロン地区30−2の鈴木さん(IPアドレス)」に変換する、みたいな感じです。
ドメインの決め方・選び方
ここまでの説明を読んだら、どういうドメインを取得すればいいか、よくわかると思います。
ドメインとは「屋号」です。
少なからず、サイトの中身や名称が想像できるものが適しています。
+Life Studioだから「plife.studio」なのです。
そこを「ohashikyosen.studio」にはしないわけです。
それを踏まえた上で、よくある決め方を書いていきます。
店や企業の名前をそのまま使う
世の中のドメインでもっとも多いパターンです。
名前をそのまま使うので、覚えやすいし入力しやすい。
- 東京ディズニーリゾート
http://www.tokyodisneyresort.jp/ - SONY
http://www.sony.jp/ - PIXAR
https://www.pixar.com/
ただ、日本語の場合ローマ字表記に揺らぎがあるので、ややこしい場合もあります。
例えば、「大阪」は「osaka」「oosaka」「ohsaka」などの想定がされるため、逆にややこしいです。
商品名やキーワードを使う
- アイスマン福留(コンビニアイス評論家)
http://www.conveniice.com/ - 寝具のこだま
http://www.anmin-ne.com/
ポイントは覚えやすくて入力しやすいこと
ドメインのポイントは、覚えやすくて入力しやすいことだと考えます。
入力しやすい、とは、「文字数が少ない」ということです。
トップレベルドメイン(TLD)の決め方
トップレベルドメインとは「.com」「.net」「.co」などなど、ドメインの一番最後に付いているもの。
主たるTLDと使用用途
TLD | 概要 | 主たる用途 |
---|---|---|
.com | 「commerce」の略 | 企業や商用サービスを表す |
.net | 「network」の略 | ネットワークサービスを提供する者を表す |
.org | 「organization」の略 | 非営利団体を表す |
.biz | 「business」の略 | ビジネスを表す |
.info | 「information」の略 | 情報を提供する者を表す |
.co | 「company」の略 | 企業や商用サービスを表す |
属性jpドメイン
属性jpドメインとは、TLD「jp」の前に、セカンドレベルドメイン(SLD)として別の文字が入るドメインのこと。
TLD | 概要 | 主たる用途 |
---|---|---|
.co.jp | 「company」の略 | 日本国内で登記を行っている会社・企業が登録可能
|
.or.jp | 「organization」の略 | 特定の法人組織が登録可能 |
.ne.jp | 「network」の略 | ネットワークサービスごとに登録可能 サービスごとに一つのドメイン名を登録できます。 (同一組織でもサービスごとに異なるNE.JPドメイン名を登録できます) |
.ac.jp | 「academic」の略 | 高等教育機関、学術研究機関などが登録可能
|
.go.jp | 「government」の略 | 日本の政府機関や各省庁所管の研究所、特殊法人、独立行政法人が登録できます。政府機関は、一つの組織で複数のGO.JPドメイン名を登録できます。 |
.ed.jp | 「education」の略 | 初等中等教育機関および18歳未満を対象とした教育機関が登録可能
|
属性jpドメインのメリットは、安心安全アピール
jpドメインのメリットは何と言っても「日本の企業や個人しか取得できない」という点
これは、世界レベルで見たときに「安心・安全」をアピールする材料に成りうるのです。
「日本の企業だから安心」という日本安心説は、世界ではまだまだあります。
しかし、日本国内ではあまり関係ない
しかしながら、日本国内向けであればあまり関係ないのです。
そもそもTLDを一般ユーザは見てないことが多いです。
で、TLDは結局何がいいか
分かりやすい「.com」か「.net」
日本らしさを押し出していくのであれば「.jp」をおすすめしています。
jpは運用費用が他に比べ高めなので、予算とにらめっこです。
新ドメインと日本語ドメイン
最近では「.com」などの定番のTLDだけでなく、このサイトのように「.studio」や「.today」などの新しいドメインも増えてきました。
さらにドメインに日本語を使う「にほんご.com」のようなものも増えてきました。
個人的にはかなり面白い方向性だな、と思います。
新ドメイン
新ドメインはこんなにたくさんあります。
本サイト「.studio」も新ドメインです。
メリットは「話題性」「関連付け」
- 話題性
- 地域、業種などとの関連付け
「.actor」「.finance」「.art」「.repair」「.global」…アピールするにはもってこいの単語が並びます。
「.actor」なんて、俳優しか使えませんが、俳優が使えば誰がどう見ても俳優のサイトのURL。
デメリットは「長いTLDがある」「登録できないサービスがある」
新しいから信頼性が…という説明のサイトもありますが、
先述の通り、ユーザはドメインと安全性を紐付けて判断していません。
ですので、デメリットは
- 長いTLDは覚えにくい!
- 新ドメインのメールアドレスが、ウェブサービス登録に使えないときがある
「.construction」「.restaurant」こんなの覚えられない!というか、打ち間違える!
そして、一部のウェブサービスを登録する際に、
新ドメインのメールアドレスでは、メールアドレスとは認識されず登録できない場合があります。
日本語ドメイン
最近流行り?の日本語ドメイン。
日本人にしか通用しませんが、メリットもあります。
メリットは「日本人なら覚えやすい」
- 日本人にとっては覚えやすい
- URL自体が検索対策になる
- ドメインの選択肢が増える
URLに日本語が含まれる = 日本語検索の検索対象になる
というのが最大のメリット。
「ドメインの選択肢が増える」とは、
日本語には、「ひらがな」「カタカナ」「漢字」があるためです。
「プラスライフ」「ぷらすらいふ」「富羅須雷不」すべてが別の扱いです。
デメリットは「海外不向き」
言わずもがなです。
まとめ
無難に、運用コストも安く決めるなら
- 企業名(お店)のローマ字 + .comまたは.net
面白く攻めたいなら、新ドメインを使うのもいいかも!
です。