「【Adobeで映像を作る】001 大まかな手順 Prelude編」
「【Adobeで映像を作る】002 大まかな手順 Premiere編」
「【Adobeで映像を作る】003 大まかな手順 After Effects編」
に続く第4弾です。
一通りの編集を終えたあと、Premiereに戻して最終の仕上げをするって話です。
ナナメ読み目次
編集の大きな流れ(Pl→Pr→Ae)
僕が映像の編集業務で使っているソフトは3つ。
- Adobe Prelude(Pl)
- Adobe Premiere(Pr)
- Adobe After Effects(Ae)
そして、最後にPrに戻します
(手順1)Prelude(プレリュード)で素材の整理
このPreludeというソフト、映像をやってる人でも使ったことがないことが多いです。
詳しくは後述しますが、使った方がいいです。
「【Adobeで映像を作る】001 大まかな手順 Prelude編」
(手順2)Premiere(プレミア)で編集
素材のカラコレから、カット割り、BGMやSEなどの音付けまで行います。
「【Adobeで映像を作る】002 大まかな手順 Premiere編」
(手順3)After Effects(アフターエフェクツ)で上モノ追加
特殊効果的なものや、アニメーション素材など追加を行います。
「【Adobeで映像を作る】003 大まかな手順 After Effects編」
(おまけ)Premiereに戻して最終仕上げ ←これ
After Effectsで処理したモノを、もう一度Premiereに読み込んで、
音声の調整などを行います。
これが大きな流れです。
ではさっそく説明してきます。
音声や映像微調整はPremiere
まずは、書き出した動画ファイルを並べる
最終的に書き出したいフォーマットのシーケンスを作成し、そこにAfter Effectsの処理まで終わって書き出した動画ファイルを置きます。
この時、オーディオミキサーorTL上で音量を小さめにしておきましょう。
第3回に書き出した映像の音声は、その後の作業の指標とするだけで、
最終的にはミュートすることになります。
音を並べる
第2回の記事で「ざっくり音調整する」という話をしました。
ざっくり音調整した音声のTLをごっそり全てコピーして、
最終書き出し用のシーケンスに貼り付けます。
具体的には
- ナレーション
- 効果音
- BGM
などを貼り付けることになります。
音声を調整する
ナレーション、効果音、BGMをそれぞれ聞こえやすいようにバランスを整えます。
それぞれの調整方法についてはまた別の記事で書くとして、ポイントだけまとめます。
ナレーションはNR、ローカット
- ノイズリダクション(ホワイトノイズ除去)
- ローカット(80Hz以下)
- 無音の部分はカット
BGMはナレーションの音域を下げる
BGMとナレーションのバランスは音量ではなく音域で調整するのがポイントです。
音量で調整するとBGMが大きくなるか、ナレーションが小さくなるか、ピークがつくかのどれかになります。
要件は下記2点
- ナレーションが聞き取りやすい
- BGMが鳴っていることが分かる
なので、それを意識してまとめましょう。
効果音は少し小さめ
効果音は、気持ち小さめに鳴らします。
常に鳴っているBGMに比べ、何発で鳴る効果音はインパクトが強く耳につきます。
なので、音量バランス的にはそんなに大きくする必要はありません。
そのほか、納品に必要なフォーマットに合わせる
テレビ納品の場合はカラーバーやノンモン、クレジットなど、本編映像の前後に様々な情報を入れなければなりません。そういったことを行うのもこの段階です。
これで完成!
最終の書き出しフォーマットで書き出しましょう!