今回は、団体のセミナー配信の様子をレビューいたします。
ナナメ読み目次
会場+オンラインの研修セミナー(ハイブリッドセミナー)のウェブ配信
今回のケースは、会場にも参加者がいて、さらに配信もするパターンです。
最近では「ハイブリッドセミナー」「ハイブリッド型ウェビナー」「ハイブリッド型ウェブセミナー」などと呼ばれることが増えてきました。
このような研修セミナーの場合に意識するのは現地参加者の邪魔にならないようなカメラレイアウトです。
現地参加者がいるので、その方々を優先しつつ、配信クオリティを担保する必要があります。
登壇者にとっては、いつも通りセミナーをするだけでいいので、もっともやりやすいセミナー配信ではないでしょうか。
プラットフォーム | Youtube |
カメラ台数 | 2台 |
オペレーター | 1人 |
配信時間 | 4時間 |
オプション |
|
今回の場合、登壇者は椅子に座って講演をするため、メインカメラは固定。
サブカメラは司会とホワイトボードを映すために使用しましたが、ほとんど出番のない内容でした。
このようなシンプルな構成の場合、オペレーターが1人で対応することが多いです。
配信は2部構成で、あいだに45分程度の休憩をはさみました。
また、セキュリティの都合上、会場のネットワーク環境が使用できなかったため、モバイルWi-Fiを使用して配信しました。
※モバイルWi-Fiでの配信は通信の安定性が保証できないためお勧めいたしません。通信不具合の注意事項についてご了承いただいた場合のみ承っています。
Youtube配信に会場の音響設備を使う
Zoomの場合、待機室機能やカメラオフ機能がありますが、Youtubeにその様な機能がないため「待機画面」の作成が必要です。
本編開始の15分〜30分前には配信を開始し、BGM付きの待機画面を表示しています。
これは、同時に接続や音声チェックにもなります。+Life Studioでは、待機画面の作成もおこなっております。
また、今回のようなハイブリッドセミナーの場合、会場のスピーカーシステムを使用することがほどんどです。
会場音響を使用する場合、配信音響の接続方法は2つあります。
- 配信用に別途ピンマイクをつけてもらう
- 会場の音響設備から音声を出力する
それぞれの違いを説明いたします。
(1)配信用に別途ピンマイクをつけてもらう場合
会場用マイクと別で、配信用にピンマイクをつけてもらう方法があります。
メリットは、会場の音声トラブルなどに配信音声左右されないことです。
例えば、会場で急な音量調整があったり、マイクがハウリングした場合でも配信には影響ありません。
しかしながら、マイクが一つ増える煩わしさから、登壇者が嫌がることが多いです。
(2)会場の音響設備から音声を出力する場合
会場の音響設備の外部出力を使って音声を取り込む方法もあります。
この場合、事前に会場機材の確認と音声テストが必要です。
多くの場合、テスト時にトラブルシューティングできるため当日は滞りなく配信できます。
しかしながら、機材構成によっては、どうしてもノイズが乗ってしまう場合があります。
その場合は、臨機応変に別の方法で対応しています。
モバイルWi-Fiによるライブ配信の安定性
モバイルWi-Fiでの配信は「通信が安定せず、確実性に欠けること」に了承していただいた上で承っております。
有線接続が基本です。配信者にとっても視聴者にとっても、接続の不安定さはストレスになり視聴率にも関わる部分ですので、Wi-Fiを使った接続はお勧めしません。
ですので、止むを得ない場合を除いて使うことはありません。
ちなみに、これまでにモバイルWi-Fiでの配信を数回行いましたが、徳島市内では概ね接続は良好でした。
もちろん、曜日や時間帯、会場の立地(電波塔)によるでしょうし、「たまたま」だと思っております。
良好といえど、やはり有線ネットワークほどの安定性はありません。あくまで「配信に耐えうるレベル」であり「良質な配信」ではないです。
また、Wi-Fiネットワークしかない場合は、配信者への承諾はもちろん、閲覧者に対しても「配信が途切れる可能性があること」を事前に説明していただくようにしております。
少しでもクレームにつながることを防ぎ、満足度を下げないためです。
必要なのは「思いやり」です。対面しないからこそ、画面の向こうにいる視聴者を思いやる必要があると思っています。
中規模配信なら、+Life Studio
このようなセミナー配信や企業の社内研修などの配信・収録は+Life Studioにお任せください。
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